カテゴリ:🔴エゴグラム
低位型(第2類)
AC低位型
管理者・看護師長タイプ
AC低位型(自我名称付)


AC(従順な子供の自我)が低く、他の自我エネルギー(CP/父親的自我、NP/母親的自我、A/大人の自我、FC/自由な子供の自我)が相対高値或いは絶対高値であるエゴグラムパターンです。この状態の人は、頼りがいがあり、組織の「長」として機能を果たすのに適していますが、いくつかのリスクも伴います。

まず、AC低位型の特徴として挙げられるのは、ACが他者の顔色を気にする自我であることから、他者の気持ちに対して無関心になりがちだという点です。高いAに裏打ちされた正しい理想を強く追い求め(高A&高CP)、面倒見もよく(高NP)、自己主張強く「俺についてこい」「私についてらっしゃい」という姿勢を持つ(高NP&高FC)ことが多いため、一方で唯一ACエネルギーが低値であるが故に、他者の意見や感情を軽視してしまう傾向があるのです。これは盲従を強いる行動として現れることもあり、そうした場合、周囲からの反感を買う可能性があります。

但し基本的には、このタイプはCPやNP、Aが高いため、社会性や現実処理能力に優れています。更に高FCによる遊び心も持ち合わせており、柔軟な発想ができることも多いようです。その結果、問題解決能力が高く、難しい状況でも「なんとかなる」と信じて行動することができます。そのため周囲からは頼もしい存在として認識されることが多くあります。


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しかしAの機能が高いことで、理論的な盲従や追従を仕込む能力も併せ持っています。これが過剰になると周囲の人々は自発的に動くのではなく、命令待ちの状態になりかねません。そのため組織の長として高い機能を発揮しても、長期的にはメンバーの育成がままならなくなる可能性もあります。

AC低位型が組織的な業務を遂行する際のリスクとして、まず考えられるのがコミュニケーションの断絶です。周囲への配慮が欠けがちで、チームの雰囲気が悪化し、信頼関係が損なわれる恐れがあります。また、自分の指示に従わせることがよいことだと信じるあまり、他者の自主性を奪ってしまうことにも注意が必要です。このような場合、組織の士気が低下し、結果的に業績にも悪影響を及ぼす可能性があります。

このリスクを管理するため、AC低位型の方々は意識的に他者の意見を取り入れる努力をする必要があります。例えば、定期的なフィードバックを求めたり、オープンなディスカッションを促進する場を設けたりすることで、他者の感情や考えに対する理解を深めることができます。また、チームメンバーに役割と責任を与えることによって、自主性を育むことも重要です。これにより、個々の能力を最大限に引き出すことができ、組織全体の成長に寄与することができます。


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一方、ACが平均値以上にある場合、このパターンは優れた管理者やリーダーとして機能するでしょう。その際は過度な介入を避けること、そして相手の成長を支援する姿勢を持つことが求められます。この視点を持つことで、組織はより一体感を持ち、信頼されるリーダーシップが発揮できるようになるでしょう。

以上のようにAC低位型のエゴグラムを持つ人は、持ち前の能力を活かしつつ、他者との共感力を高めることで、さらにリーダーシップを強化することができます。このバランスを意識することで、組織の中での成功をより確実なものとすることができるでしょう。



参考:金子書房「新版 エゴグラム・パターン/TEG(東大式エゴグラム)第2版」


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定型文(記事02本文複写)
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エゴグラムは交流分析のツールです。

そのエゴグラムのタイプ名称は大変キャッチーです。これはエゴグラムの考案者である ジョン・M・デュセイ の師 エリック・バーンが、交流分析を世間に広く認知せしめ市民権を得る狙いで、その著書「人生ゲーム」のなかで敢えてキャッチーにタイプ名称を紹介したことに端を発します。

以来そのキャッチーな名称が独り歩きして、ともすると分析結果として、その名称で自分の思考特性、言動特性を規定されてしまうと、また繰り返しその名称で他者から揶揄的にパターン化されると、そのタイプ名称に自らをはめ込んで、自らのよりよい変化を規制してしまうということがありました。

キャッチーな名称は、キャッチーであるが故におもしろ笑しく多用されるものです。多用されればされるほど、された方は変化に対する規制マジックが働いた状態となり、エゴグラムの改善が進まなくなるのです。

実際に日本の学会でも、型名(M型とかN型とか)はさておき、タイプ名("がんこ親父タイプ"とか"いじけタイプ"とか)は、日本のエゴグラムの概念体系から抹消しようとの動きがあったようです。そして遂に2019年の東大式エゴグラム検査の改定では、そのタイプ名称が削除されています。

タイプ名称はキャッチーでわかりやすいので、エゴグラムの知識を得、それを活用できるようになるためにはとても有効です。この観点で、私共の研修ではそれ(以前のタイプ名称)を継承し、それによって基本的な理解促進を図っております。

一方で上述のような危険、学会の方向性、そして実際のエゴグラム図書からの削除という事実もあります旨ご賢察、ご注意くださいますようお願いいたします。いたずらにタイプ名称を口にして、他者をラベリングすることはお控えください。


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