カテゴリ:🔴エゴグラム
低位型(第2類)
CP低位型
ルーズタイプ
CP低位型(自我名称付)


CP(父親的自我)低位型は「自分にも他人にも厳しくない」という特徴を持っています。このタイプの人々は、周囲との関係において温和で協調性があり、頑固にならずに人間関係を円滑に維持することができます。というか「どうでもよい」のです。こだわりがないのです。結果として衝突が少ないということです。

決まり、基準を追い求めていくCPエネルギーの低さから、多くの場合「努力家ではない」と思われがちですが、しかしこれは、裏を返せば物事に対してリラックスしたアプローチができるという利点を持っているとも言えます。なにかがうまくいかなかった場合でも、さほどの心的エネルギーを使わずに「仕方ない」と考えられるため、日々大きな負荷を感じずに過ごせる傾向があります。よく言えば「肩の力が抜けた」いい塩梅の生き方ということになります。

CPエネルギーが高すぎると自他を批判的に見て、自己との葛藤や、他者との関係を壊してしまうことがありますが、逆に低すぎるとそれはそれで問題が生じます。CPは決まり、規則、規範を追い求めていくエネルギーなので、これが低値となると社会性に乏しくなる傾向があり、モラルや社会的ルールに対する関心が薄くなり、「なんでもあり」とばかりに行動する傾向が現れます。


business foreigner break man02


自由と言えば自由なのですが、FCエネルギーの自由が「自身の内なる声に従う」ものであるのに対し、CP低値の自由は「無軌道でなんでもあり」の自由です。従ってFC高エネルギー者の自由は、その人のそれまでの言動や価値観を理解していればおおよその方向性が予測できます。一方、CP低エネルギー者の自由は「なんでもあり」なので予測不能です。仕事を進めていくうえではこちらの方が怖いかも知れません。注意が必要です。

その自由の顛末として転職を繰り返し、その際に無責任な引継ぎをして元の職場に迷惑をかけることがあるかもしれません。また社会規範に関心が薄くなるので、詐欺行為に加担することで犯罪行為に巻き込まれたり、コンプライアンス違反を見逃してしまうリスクもあります。近年の日本社会では、過度な「平和ボケ」により、総じてCPエネルギーが低下、これにより道徳観の低下が指摘されています。現代的な社会問題としてCP低下を捉えることができます。

家庭生活においては、CP低位型は包容力があって、理解ある夫や妻、父親や母親としての一面を見せることがあります。しかし、その反面、失職や不倫、借金といった重要な問題に対してあまり嫌悪感を抱かず、結果として家庭を顧みないことになってしまうケースもあるため注意が必要です。このような特性は、ただ単に「リラックスしている」というだけでは済まされない場合が多く、極端な事象に辿り着く前段階としても、無意識のうちに周囲に悪影響を与えていることを理解しておく必要があります。


不倫/探偵/証拠/密会/パパラッチ/報道/記者/取材/写真


とは言え物事にこだわらず、のんびりと生きるという意味では、CP低位という特性は特に定年退職後のライフスタイルにおいては理想的です。退職後は、職務上のプレッシャーや厳しい競争から解放され、自由な時間を持てるためです。この際、ルーズタイプの特性を活かすことにより、ストレスの少ない充実した余生を楽しむことができるでしょう。

しかしながら現役世代として、ビジネス最前線で組織的な業務を進めていくうえでは、CP低位型には特有のリスクがあります。規律やルールに対する感度が低く、コンプライアンスの順守を軽視することで、組織の信頼性を損なう可能性があり、また、チームワークにおいても、自分の意見を主張せず、重要な意見交換が行われないことで、組織全体のパフォーマンスが低下する恐れがあります。そして規範や基準に関心が薄いことから、無責任に仕事に穴を空けたり、自分のことを優先して組織に迷惑をかけたりといったことも往々あります。

こうしたリスクを克服するためには、まず定期的な自己評価と他者からのフィードバックが重要です。職場でのコミュニケーションを活発にし、日常の会話の中で「相手の意見を尊重しつつ自分の考えも伝えるよう」努めましょう。また、自身が組織内でどの程度ルールを遵守しているのかを意識し、必要に応じて意識改革を行うことが求められます。


参考:金子書房「新版 エゴグラム・パターン/TEG(東大式エゴグラム)第2版」


───────
定型文(記事02本文複写)
───────

エゴグラムは交流分析のツールです。

そのエゴグラムのタイプ名称は大変キャッチーです。これはエゴグラムの考案者である ジョン・M・デュセイ の師 エリック・バーンが、交流分析を世間に広く認知せしめ市民権を得る狙いで、その著書「人生ゲーム」のなかで敢えてキャッチーにタイプ名称を紹介したことに端を発します。

以来そのキャッチーな名称が独り歩きして、ともすると分析結果として、その名称で自分の思考特性、言動特性を規定されてしまうと、また繰り返しその名称で他者から揶揄的にパターン化されると、そのタイプ名称に自らをはめ込んで、自らのよりよい変化を規制してしまうということがありました。

キャッチーな名称は、キャッチーであるが故におもしろ笑しく多用されるものです。多用されればされるほど、された方は変化に対する規制マジックが働いた状態となり、エゴグラムの改善が進まなくなるのです。

実際に日本の学会でも、型名(M型とかN型とか)はさておき、タイプ名("がんこ親父タイプ"とか"いじけタイプ"とか)は、日本のエゴグラムの概念体系から抹消しようとの動きがあったようです。そして遂に2019年の東大式エゴグラム検査の改定では、そのタイプ名称が削除されています。

タイプ名称はキャッチーでわかりやすいので、エゴグラムの知識を得、それを活用できるようになるためにはとても有効です。この観点で、私共の研修ではそれ(以前のタイプ名称)を継承し、それによって基本的な理解促進を図っております。

一方で上述のような危険、学会の方向性、そして実際のエゴグラム図書からの削除という事実もあります旨ご賢察、ご注意くださいますようお願いいたします。いたずらにタイプ名称を口にして、他者をラベリングすることはお控えください。


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
この記事を最後までお読み頂きありがとうございました。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
右下2つのバナーリンクを1クリックずつご評価頂けると喜びます。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─


 にほんブログ村 経営ブログ 組織・人材へ  NBRB sugasan poti 03c   

▲ にほんブログ村と人気ブログランキングに登録しています 
▲ より多くの皆さまにお読み頂くためにご協力をお願います 
▲ 左右2つのイラストボタンを1クリックずつお願いします
 


イラストボタンについてのご説明とお願い ─ ─ ─ ─ ─
上記左右それぞれのイラストボタン(バナーリンク)をクリック頂くと、各ランキングサイトで、当ブログの人気ポイントが1クリック分ずつ付与されます。その際、ランキングサイトのページが別画面で展開しますが、ポイントに関しては、それ以上の手続きは不要です。但しイラストボタン1つあたり、1ご利用者さまにつき1日1回のみポイント加算が有効となります。日をまたいで少しずつご愛読頂き、都度いずれかのカテゴリ、記事から、それぞれのボタンをクリック頂けると嬉しく存じます。ランキングサイトで人気上位になると、広くたくさんの皆さまに当ブログが目に留まるようになります。たくさんの皆さまに気づきを共有頂きたく願っています。記事内容に共感、賛同頂けるかたはイラストボタンのクリックに、なにとぞご協力をお願いします。